エサレンⓇアプローチへの一つの明確な答え。
「エサレンアプローチと言える最低限の要素とは何か?」
「何を持ってこれがエサレンというべきなのか?」
この「心で触れるボディワークDVD&テキスト」は、繰り返された問いかけへの一つの明確な答えです。
手前味噌というか、自画自賛ですみません
このDVD&テキストのセットは、私、鎌田麻莉のコース「心で触れるボディワーク・本格コース」用の教材としてつくったもので、販売するつもりは全くありませんでした。
でも、スタッフや受講生の方々の評判があまりにも良いので、「これは、全てのエサレンを実践する人、エサレンを勉強しようとする人の役に立つのかな」と思い、販売することにしました。
実のところ、エサレン®ボディワークというのは、私の造語です。
私は、1990年にカリフォルニアのエサレン研究所でトレーニングを受けて以来、オイルトリートメントの施術者として活動していますが、エサレン®ボディワークという表現は、2001年の第3回目の日本でのエサレン資格コースから、使い始めました。
それまでは、エサレン®マッサージと表現していましたが、日本では、マッサージという表現を使うことには、法規による制限がありますし、また、私が伝えたいと熱望したエサレン®のエッセンスというものは、いわゆるマッサージそのものというよりは、ニューエイジの用語として使われる「ボディワーク」の概念だったんです。
- からだを通した自己成長
- 心と身体とスピリット
- つながり
- 感覚覚醒
- 感情の開放
- 自己探求
- 存在感
- ありのままを受け入れる
- 判断をしない
このような要素を持った、エサレン研究所で行われているスタイルのオイルトリートメントを、日本で広めていくために、また、その内包する概念を表現し、理解してもらうために、2001年から、私はエサレン®ボディワークという表現を使うことにしました。
1999年から2007年まで、私はそのために設立した有限会社編カンパニーを運営母体として、エサレン研究所から講師を招いての12回にわたる資格コースを主宰しています。その間、招聘したエサレン講師は、ブリィータ・オストロム、ディーン・マースン、シャー・ピアス、オリバー・バーレー、デボラ・メドー、パブロ・ピエーカーら、6名で、卒業生は、200人以上です。そして、現在、日本で活動するエサレン講師の主だった顔ぶれは、ここから生まれています。また、日本各地で行われているエサレンの資格コースに関わる主だった人材も、この中から輩出されています。これらの事実は、私が伝えたいと熱望した何かが多くの人に、確かに伝わり、広まり、根付いていっていることを意味するものではないかと、誇りに感じています。
さて、私はほぼ10年にわたり、エサレン資格コースを主宰し、エサレン®ボディワークを日本に根付かせようと奮闘してきたわけですが、一実践者としてセッションを積み重ねながら、また、コース全体の責任者として、時にはコーディネーターとして、時にはアシスタントとして、また時には通訳としてコースに関わる中で、気付いたことがありました。それは、「コースを終えた後、受講生が迷子になってしまいがちだ」ということです。
エサレン講師の力量は高く、コース中、受講生は、ある種の熱気に包まれて、自己変容をも伴うような体験をし、「エサレン」のスピリットを感じ感動し、コースが終わる頃には、自分もエサレンを伝えていこうと強く心に思うのですが、コースが終わって、日常に戻るとその途端、エサレンが何であったのか、あやふやに感じられてくるのです。そして、自分の施術が本当にエサレンなのか、分からなくなってくるのです。また、受け手に充分に満足してもらえなかったり、批判を受けたりして、落ち込んだり混乱することもあるでしょう。そうしたとき、学んだことを繰り返し確認したり、より深く理解し直したりするだけの充分なツールがありませんでした。
エサレン研究所の講師は、さまざまなバックグラウンドを持ちます。ある講師は、エネルギーワークを重要視し、ある講師は感覚覚醒が大切と考え、また、ある講師は、ディープ・ワークを中心に捉えます。コースの枠組みも、ほぼ全面的にその講師に任せられ、何をどのように教えるべきか、お互いに議論することはありません。ですから、その講師のそのときどきの興味によって、コースで教えられる手技は、トレガーアプローチを取り入れたものだったり、筋膜リリースが取り入れられていたり、最新に開発されたワークを用いたりします。何が、エサレンといえる最低限の要素なのか、ということに関してエサレン講師はあまり頓着していません。エサレン独特と言われる、ロングストロークでさえ、重要視していない講師も多いのです。
そうした状況の中で、最初にエサレン®ボディワークの旗振りを担った、いわゆる、「言いだしっぺ」としての私は、では具体的に、「エサレンアプローチといえる最低限の要素とは何か」、「何を持ってこれがエサレンというべきなのか」、という問いを、日本でのコースの全責任を負う者として10年間、自身に問い続けることになりました。
心で触れるボディワークDVD&テキストセットは、繰り返された問いかけへの一つの明確な答えです。
心で触れるボディワークスクール校長 鎌田麻莉
感想・推薦
角田佳子
ゆったりセラピスト
スペース道草
見るだけで癒され、そして何よりとにかく”使える”DVDです。
サロンでの実践に迷ったときは、いつもここに戻ります。
何度見ても発見があります。
「心で触れるボディワーク」の秘密がぎっしりつまっています。
坂田佳子
ゆったりセラピスト
Charkha-Healing Art
社)ゆったりセラピー協会理事
心で触れるボディワークスクール東京校
エサレン®ボディワークならではの、統合された感覚、心と身体が心地よく解き放たれていくような開放感が生み出されるコアな場所を感じ取ることのできるDVDとテキストだと思います。
清水信代
セラピスト
何度もくり返し見ては魅入っています。
この、受け手が全てを開き放っていく=リラックスしていく触れ方(その触れ方、技術的、存在的、その他)は何なのだろう・・・。
自分のセッションと照らし合わせて毎回そのことを思います。
圧や位置など技術的なこともあれば、受け手の方に 寄り添うという「在り方」も一つ一つ麻莉さんのセッションの秘密が解き明かされる感じです。
麻莉さんのセッションを受けたり、デモを実際に見たりしてもたくさん気付きがありますが、日々自分で触れていく中で、迷ったり、悩んだりしたとき、今まではずっと手探りでした。
その手探りだった部分をDVDでは全て見ることができるので、本当に貴重な貴重なサポートです。
「触れること」を楽しんで、もっともと探求していくための私の貴重な心強い道しるべになっています。
鷲野 悟
サロンオーナー
「テイク・イット・イージー」
まず驚いたのはテキストの充実ぶりでした。ボディワークとは本来、体感的なものであり、またそれを通して学ぶものです。実際のところ、それを言語化する作業も容易ではありません。このテキストは、長年に渡って感覚に宿した知識を余す所なく見事に言語化し、披露しています。
DVDでは、長年ボディワークをしている私でも、「おっ!この方法はいいね!」という学びや気づきがありました。シンプルなストロークでも、どこに「意図」を持つかで意味合いや心持ちが大きく変わっていきます。そういった意味でも、サポートされている内容に大いに共感しました。
これから学ぼうと思っている方や、すでに学ばれている方へのインスパイアとして、 普遍的なエッセンスの詰まったこの教材は、多くの方の役に立つことでしょう。
与田智水
エサレンボディワーク
認定プラクティショナー
心で触れるボディワークスクールのサイトに下記のような一説があります。 「統合感とは、ある意味では幸福感とも言えるもので、心とからだの繋がり、からだのパーツとパーツの繋がり、エネルギーの繋がり、施し手と受け手の繋がり、さまざまな繋がりを実感でき、それらが調和していることです。」(「セッションの5つの要・調和」より)
何よりこのDVDから私が感じたことはこのことでした。
ディスク1には、鎌田さんのフルセッションが最初から最後まで解説もなく収録されています。通常のマッサージやボディワークの教材は、手技や施術の流れを解説を交えながらレクチャーするものがほとんどであるため、フルセッションを途切れなく見るという事は、軽い驚きでもありまた貴重な経験でもありました。
ディスク2には横向けのアプローチに加え、ディスク1で見づらかったディテールワークも(こちらは鎌田さんの解説入りで)見ることが出来ます。
惜しむらくはディスク1が1か所の定点カメラからの映像ということでしょうか。2か所のカメラで追ってあれば、より入り込むことが出来た気がします。
決して凝ったカメラワークや演出、図解などは施されていませんがだからよりシンプルに「心で触れるボディワーク」というものを感じ、学んでいけるのではと思いました。
徳山幸江
ボディサイコセラピスト
サイコソマティック研究所
私が鎌田さんとカルフォルニア・エサレン研究所で初めてお会いしてから10年近くになりました。私はエサレンボディワーカーではありませんが、ボディトリートメントを追求する上で違う種類のマッサージや理論も勉強する中で鎌田さんには共鳴したい部分が沢山あり、お付き合いさせて戴いております。
この度、鎌田麻莉さんがオイルトリートメントの取り組み方として教本とDVDの形にしてくださったことは、オイルトリートメントをこれから学ぼうとしている方、また、既に取り組んでいらっしゃる方にも自身のワークを振り返る意味でも良い道しるべになるものが完成したことを嬉しく思うと共に感謝申し上げます。
私自身、身体に触れるワークをすることを選んだ20年前はお手本にしたい教材を探すのに大変苦労したものです。そして経験を重ねた現在、色々なことを知り得た上でこの教本は率直に素晴らしいと思います。知っておくべきことや大事にすべきこと、心得等がしっかり記されている良い教本です。これは、エサレンボディワークに関わらず、身体に関わる施術者としてお手本になります。
この教本は、エサレンマッサージとは、また、心で触れるマッサージとは何かが良く解り、いつでも安心して戻るべきところのような存在ですね。
「心で触れるボディワーク」一度この教本をお手にとり、また、DVDをご覧になられることを皆さんにお薦め致します。
DVDセットの内容
前置きが長くなりました。さあ、早速内容の説明をしましょう。
心で触れるDVDセットは、
DVD2枚1組(前/後編)とテキスト(改訂版)1冊(57ページ)です。
DVD1枚目・前編には、私の標準的なフルセッションを収録しています。
編集は一切加えていません。定点で全体を俯瞰するように撮影していますので、手技の手元は見えませんが、リズム、間の取り方、全体の構成、雰囲気、テーブル周りの私の動き方、身体の使い方をそのまま見ていただけます。
前編は、学んでいる方が、自分のセッションを構成していくときに、何度も繰り返しみて、全体を検証、精査していくのに使っていただけるでしょう。
エサレン独特と言われるロングストロークの実際をこのDVDを繰り返しみて学ぶことが出来ます。
また、ともすれば失いがちなロングストロークとディテールのつなげ方やバリエーションをみて学べます。
DVD2枚目・後編は、パーツごとに分けて、手技の手元を撮影しました。
ここに収録した手技は、最低限、身につけておくべき手技といえます。実際、手技の種類というものは、数限りなくあるといってよく、一生、新しい手技を学んでいくようなものですが、しかし、最初に学んでおくべきと考えられる手技がある、というのが、私の見解です。これらの手技を練習することで、施術のコンセプトの根本的な理解を深め、施術を行うのに必要な自己の身体感覚を養い、身体能力を鍛錬していくことができます。エサレンアプローチとは、エサレン講師がそうであるように、どんなボディワークのメソッドや手法を取り入れてもよい、という自由があることでありながら、同時にその変わることのない原点は、ただ一つ、「心で触れる」ということなのです。この理解と鍛錬がエサレンといえるのです。
後編で挙げられている手技の数々はまた、私の日本での実践を通して、概ねの受け手に満足してもらえる、あるいは必要とされるものを選びました。ですから、まずは、これらをひとつひとつ練習して確実に行えば、あなたの施術は見違えるように効果的になるはずです。DVDに収められたことにより、苦手なパートを何度も繰り返しみて、練習することにも使えますし、また逆にすでにできる、と思っているものでも繰り返しみることで、より効果的なやり方や新しい意味を見出すことが出来るでしょう。
テキストは、DVDの見方、使い方を中心に説明しています。
また、うろ覚えになりがちな基本的なコンセプトについて詳述しました。
施術の仕方に迷ったり、悩んだりしたときにはこのテキストをひもといて、基本の考え方を繰り返し確かめることができます。また、施術そのものだけでなく、セッションを行うための準備や心構えにも触れています。
こんな感じです(テキストから抜粋)
参考文献のリストは、エサレンのアプローチを特に理念的、論理的な視野から理解していくのに必要な文献を網羅しました。
巻末には、DVD後編に収録したディテールワークのリストと、フィードバックシートをつけました。
自分の実践を確認していくために活用していただけることと思います。
このDVD2枚1組とテキストのセットを
24,800円(定価・税込)で販売いたします。
ご注文は、以下のご注文フォームからお願いいたします。
**心で触れるボディワーク本格コースの受講生・ゆったりセラピー基礎講座の受講生・ゆったりセラピー協会会員の方は、14,800円(税込)で販売しております。
**また、書籍「世界で愛される癒しのエサレンメソッド〜心で触れるボディワーク」もご一緒にご購入されますと、25,400円(税込)
受講生・ゆったりセラピー協会会員の方は、書籍も一緒で15,400円(税込)
**書籍「世界で愛される癒しのエサレンメソッド〜心で触れるボディワーク」のみのご購入は 1430円(税込)となります。